「挑戦することで隠れた才能を引き出すことができる」と話した古賀稔彦さん=鳥栖市民文化会館

 みやき町出身で1992年バルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀稔彦さんの講演会が29日、鳥栖市民文化会館で開かれた。古賀さんは約550人の聴衆を前に、挑戦することの大切さや現役生活でのエピソード、自らが手掛ける町道場への思いを披露した。

 古賀さんは小学1年で柔道に出合った。父親から「みんなが寝ている時に頑張ったら強くなれる」と、早起きして父と兄と一緒に近くの神社の階段ダッシュを続けたことを紹介。努力には、やらされる努力と望む努力の2種類があるといい、「小さい頃に望む努力を知ったことがその後の成長につながった」と話した。

 また、天才という言葉を引き合いに「皆さんの中にも才能が隠れている。できると信じて挑戦することが、持っている才能を引き出すことにつながる」と訴えた。

 「死ぬまで柔道着を着続ける」と宣言した古賀さん。大学の柔道部総監督などを務めるかたわら、「当たり前のことを当たり前にすることの大切さを伝えたい」と町道場「古賀塾」を手掛けている。最後は来場者と一緒に、道場で掲げている「五訓」の掛け合いで締めくくった。

 講演会はブリヂストンとサガン・ドリームスが社会貢献活動の一環として主催し、今年で10回目。

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