弁当と一緒に、説明文付きのトレイで提供された試食メニューを楽しむ佐賀鉄工所の従業員の人たち=大町町の佐賀鉄工所大町工場

提供メニューは皿やカップに盛り付けられ、ちょっとした説明が添えられている

 「町の産品の売り込みは足元から」と、大町町商工会が町内の進出企業に出向いて地元産品を振る舞う「誘致企業 試食・展示会」を行っている。「どこで売ってるの」などの興味を示す声も出て評判は上々。町内店舗の利用アンケートやクーポン配布も行い、顧客開拓や商品開発につなげている。

 国の「伴走型小規模事業者支援事業」の一環として11月から取り組んでいる。「従業員の7割ほどは町外から」という実情に目をつけ、これまで3社を回った。昼食時の食堂に出向き、町の飲食店や商店が提供している飲食物を試食してもらった。

 メニューは、炭鉱時代に人気で7年前に復活したショウガ風味の牛骨スープめんの「たろめん」や、フランス料理店が作ったキュウリ専用ドレッシング、シニアソムリエが開発したワインアイスなど7品。「1日かけて炊きあげたとろとろ昆布巻き」などと商品の説明と店名を書いた紙に載せたトレイで提供した。併せて町内37店を紹介する割引クーポン付きのチラシも配った。

 佐賀鉄工所大町工場であった会では約100人に提供。「たろめんは知っているけど、あとはほとんど知らなかった」「ワインアイスがなかなか」などの声が上がり、多くの人が提供されたメニューを知らなかった様子。味の評価や買いたいと思うメニュー、町内の飲食店の利用頻度などのアンケートにも答えていた。

 町商工会の白濱幸広指導課長は「その場で買いたいという声もあるなど反応はいい。まずは知ってもらい、寄ってもらいたい。アンケートの声をまとめ、取引先に配れる“大町の土産品セット”などの商品開発にもつなげたい」と話す。

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