カフェのような内装の「唐津Switch」。利用者であれば、冷蔵庫やポット、コピー機は自由に使える=唐津市南城内

 シェアオフィス「唐津Switch」が、唐津市南城内にオープンした。人同士の交流を生むことで人口流出に歯止めをかけようと、同市のNPO法人が取り組む。オフィス2階には日本シェアハウス協会佐賀県支部を開設し、シェアハウス建設も目指す。

 シェアオフィスは、働く場所を複数の利用者が共有する開かれた事務所。10月に開所した「唐津Switch」は、面積約20平方メートルに8席を用意。電子レンジやポット、コンセント、無線LAN「Wi‐Fi」を完備する。利用者として登録すれば、24時間使える。現在、県内外の約20人が登録する。

 「利用者同士が出会い化学反応が生まれている」と話すのは、オフィスを運営するNPO法人「Network Station まつろ」の浦田潤一さん(45)。県外への転出を考えていたネットショップを運営する20代男性が、オフィスでの出会いを機に新事業に関わることが決まり、転出を思いとどまったケースもあるという。

 2018年3月まで、市の委託事業として同法人が運営する。現在は登録・利用料無料、将来的には収益事業化を狙う。

 人口流出を止める次の一手として、シェアハウス建設も計画しており、運営するオーナーを探している。既に建つ空き家などを改装する予定で、開設時期は未定。今後、地元建築業者や不動産会社、専門家などと方向性を協議する。

 浦田さんは「シェアオフィスやハウスがつくる人のつながりが、人口流出を止め、移住の流れを生む。すぐに芽は出なくても、何年か先に唐津の名が広がるきっかけになれば」と意気込む。

 

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