九州電力が玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働時期について、それぞれ来年3月、5月以降に延期することが29日、関係者への取材で分かった。30日に発表する。

 神戸製鋼所の製品データ改ざん問題を受け、原発の部品に問題がないかの調査に時間がかかるため。発覚前は3号機が来年1月以降、4号機は3月以降を予定していたが、それぞれ2カ月遅れることになる。

 九電は3、4号機に神戸製鋼の製品が使われていないか調査を続けている。これまでに原子炉格納容器の鉄筋などに使用されているのを確認したが、不正のあった工場では生産されておらず、安全性に問題はないとしていた。

 玄海3、4号機は、2017年1月、原子力規制委員会の再稼働審査に合格し、4月には佐賀県が再稼働に同意。設備設計をまとめた工事計画や、運用ルールをまとめた保安規定の認可といった手続きも終了した。現在は規制委が再稼働前に機器や設備の性能を確認する使用前検査を実施している。

 佐賀県の山口祥義知事は記者団に「安全第一で、しっかりと審査してもらうことが大事であり、再稼働がずれ込むことに関して問題はないと認識している」と述べた。玄海町の岸本英雄町長は「神戸製鋼の問題が出た時点で遅れると思っていた。特にコメントはない」と静観している。【共同】

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