社会保障費や教育費など日本の将来を見据え、予算配分を考えたグループワーク

グループで考えた予算を発表する生徒=鹿島西部中

社会保障費や教育費など日本の将来を見据え、予算配分を考えたグループワーク

 社会が直面する課題を身近に考えもらおうと、日本の“お財布事情”を学ぶ財政教育が27日、鹿島市の鹿島西部中であった。佐賀財務事務所が取り組みを始めた出張授業で、生徒たちはグループワークで将来の日本に必要な施策を考え、国の予算案を編成した。

 3年生約40人が授業に臨んだ。社会保障費の増加で歳入歳出のバランスが崩れている現状を踏まえ、生徒が打開策を練り上げた。古賀結士さんは子育て支援に重点を置いた配分で「日本の未来を育てる予算」を発表。別府幹太さんは所得税率を上げ、教育費に配分する方針を示し「さまざまな個人の才能が埋もれない、能力が発揮しやすい社会」を提案した。

 財務事務所は国が借金を重ね、公共サービスが低下する懸念を伝えた一方、職員の森顕子さん(24)は「高齢者の先輩のおかげで今があることも忘れないで」と次世代へのメッセージを伝えた。「予算案を審議する国会議員を選ぶのは国民の1票」と授業は結ばれ、山口良弥教諭(54)は「義務教育はもうすぐ終わり。主権者への一歩に目覚め、日ごろから関心を高めてもらえれば」と話した。

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