自主制作映画の撮影風景=提供写真

自主制作映画の撮影風景=提供写真

 三瀬村を舞台に、今年4月から撮影を始めていた自主制作映画「てっぺん物語2」の制作が大詰めを迎えている。高齢化が進み、耕作放棄地が増える同地区の現状を、食育をテーマに描く作品。県内の会社員や主婦などの“市民劇団”が休日などを利用して撮影を進めている。

 映画は、中山間地域の農業の活性化や食育に取り組む市民団体「げんきな大地SAGA」の大坪一樹代表が発起人。出演者は約25人で、映像編集は佐賀大学生約10人が担当している。4月から、1カ月に1回のペースで撮影を進めてきた。

 主人公は、三瀬村に住む借金を背負った農家の男性で、男性の借金を工面する弟夫婦と同居している。食卓には、主人公が営む畑で採れた農作物が並び、家族や地域住民が助け合いながら、集落の温かみに触れる。

 同団体は、映画制作と並行して、2019年4月の開校を目指す「みつせ週末フリースクール」の準備も進めている。

 映画は来年の4月15日から佐賀市のアバンセで上映を予定している。大坪代表は「核家族が進む中で現代人が忘れがちな、食卓を囲むという団らんの風景が描かれている。集落のコミュニケーションの原点を見つめ直してほしい」と話している。

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