従業員を財産と思い、顧客視点に立った経営改善に取り組んだ経験を語る小島俊一氏=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀新聞社が主催する佐賀政経懇話会が28日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。元気ファクトリー代表で明屋(はる や)書店前代表取締役の小島俊一氏が講演し、5期連続赤字だった書店の業績をV字回復させた経験を踏まえ、顧客目線や業務の見直しの重要さについて語った。

 演題は「『社員を大切にする元気な組織の作り方』~地方元気企業ランキング日本一の秘密~」。小島氏は4年前、経営再建のため明屋書店(本社・松山市)へ出向した際、「本だけにこだわっている場合ではない。売り方、売り先、売る物を新たに考えることが重要。○○屋はつぶれる」と強調した。

 明屋書店の各店長に「誇れる店にして」と伝えて店づくりを任せたところ、地元の農産物や子供用古着を売る、学習塾を併設するなど、地元密着の特色ある店に変わったという。

 小島さんは「経営者はビジョンを社員に語り続けて。なぜお客さまが自分の会社を選んでくれているのか顧客目線を忘れず、常に『なぜ』と問い掛け、課題解決や改善につなげていくことが重要」と呼び掛けた。

このエントリーをはてなブックマークに追加