映画「サムライせんせい」の舞台あいさつに立つ主演の市原隼人さん=佐賀市のシアターシエマ

映画「サムライせんせい」の舞台あいさつに立つ主演の市原隼人さん(中央)と渡辺一志監督(右)=佐賀市のシアターシエマ

 幕末の志士が現代にタイムスリップする映画「サムライせんせい」の舞台あいさつが19日、佐賀市のシアター・シエマであった。主人公で高知出身の武士・武市半平太を演じた市原隼人さんと渡辺一志監督が登壇し、作品への思いや高知での撮影秘話などを語った。

 ファンの大きな拍手で迎えられた市原さんは「今日はようきんさったね。佐賀はがばいよかとこばい」と佐賀弁を交え、観客の声援に応えた。自身の演じた半平太について調べようと、撮影前にプライベートで高知を訪れたことを振り返り、「いちずで古き良き心を持つ武士らしい武士。愚直なほどに真っすぐな人だなと思った」と語った。

 撮影では6~7月の蒸し暑い時期にカツラと着物をつけて演じたことに触れ、「桂浜を走った時は死ぬかと思った。出演してくれた地元の子どもたちがペンギンみたいに寄ってきてくれて体感温度も上がった」と笑いを誘った。

 渡辺監督は、撮影前に半平太が描いた繊細な美人画を見たといい、「これまでの時代劇では、都合が悪くなれば殺しも辞さない冷徹な男として描かれていた半平太の印象が変わり、興味が湧いた」と振り返った。

 映画は黒江S介さんの同名漫画が原作で、明治維新から150年を記念し制作された。市原さん演じる半平太は坂本龍馬と遠縁で、日本の将来のため奔走した同志。現代にタイムスリップした半平太が、居候先の学習塾を手伝っていたところ、ジャーナリストにふんした龍馬と出会い、痛快な物語を展開していく。12月1日までシアター・シエマで公開している。

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