行方不明の4歳女児を保護して署長感謝状を受け取った中平拓さん=伊万里署

 夜に1人で家を出て行方が分からなくなっていた4歳女児を保護したとして、伊万里署は27日、有田町の会社員、中平拓さん(33)に署長感謝状を贈った。保護時、女児は雨にぬれて寒さに震えていたがけがはなく、中平さんは「無事で何よりです」と笑顔を見せた。

 中平さんは10月28日午後7時50分ごろ、自宅近くの国道交差点で信号待ちをしていると、雨の中、横断歩道を1人で渡る女の子に気付いた。傘を差していたので「お使いかな」とも思ったが、薄着なのが気になって先回りして様子を見ることに。すると、女児が歩道ではなく車道の路肩を歩きだしたので危ないと思い声を掛けると、わっと泣き出したという。

 女児は発見場所から約1キロ離れた所に住んでいた。母親が女児を自宅に寝かせたまま用事で外出している間に、親を探しに家を出たとみられる。保護時、女児の足元はずぶぬれで、布団でくるんでもずっと震えていた。保護から40分後、母親から「娘がいなくなった」と110番があった。

 「事故に遭わなかったとしても、雨の中で夜を明かしていたら、どうなっていたか」と署員。中平さんは「同じ年頃の息子がいるので、子どもがいなくなった時の親の気持ちが痛いほど分かる。けががなくて本当に良かった」と話した。

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