佐賀をイメージしたデザイン画を描く山口祥義知事ら=基山町の就労継続支援B型事業所「ピクファ」

 県が独自に定める「障害者月間」(11月15日~12月14日)に合わせ、山口祥義知事は27日、基山町の就労継続支援B型事業所「PICFA(ピクファ)」で、利用者と一緒にデザインの仕事を体験した。山口知事らは県が発注した名刺のデザインについてアイデアを出し合った。

 知事の体験活動は、県民に広く障害者福祉について関心と理解を深めてもらうとともに、障害者の社会参加を促進する取り組みの一環。県障害福祉課の名刺のデザインを受注したという設定で、企画会議やデザイン画の制作に取り組んだ。

 同作業所は7月に開所。障害者の創作活動を“仕事”にしており、絵画やデザイン、オリジナルグッズの制作などに取り組む。現在の利用者は3人で、山口知事と一緒に作業したのは同施設利用者の加田由紀さん(20)と西依孝さん(38)。2人のデザイン画はこれまでトートバッグやマルシェバッグ、バンダナなどとして商品化され、福岡や東京の量販店などで販売されたこともある。

 この日の作業では、佐賀県のイメージを「呼子のイカ」「県庁」「丸ボーロ」「吉野ケ里遺跡」などと出し合い、それぞれイメージ画を描いた。その後、描き上がった絵を前にどういう名刺にするのか協議。「明るいイメージにしたい」「伝統が感じられるように」などのアイデアが出された。今後、アイデアを煮詰め、2週間ほどで名刺が完成するという。

 山口知事は「障害者に生き生きと楽しく仕事をしてもらい、収入になるのが大事。このデザインの仕事はまさにそういう感じなので、広く知ってもらいたい」と話した。

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