12月に新組織「現代韓国文化研究センター」を開設する佐賀女子短大=佐賀市本庄町

■ビジネス教育を強化

 佐賀女子短期大学(佐賀市)は12月1日、新組織「現代韓国文化研究センター」を開設する。日韓文化の学術研究の拠点を目指すとともに、韓国の短大と連携して双方の学位を取得できる「ダブルディグリー制度」を全学に拡充、韓国語をビジネスで活用できる人材の育成を強化する。

 センター長と5人の研究員が日韓の文学や福祉などの比較研究に取り組む。日本語と韓国語を併記した独自の語学教材も開発する。

 佐賀女子短大は2012年、全国の短大で初めて韓国の大学・短大とのダブルディグリー制度を導入し、2年制の蔚山(ウルサン)科学大学など2校と提携している。この他に6校との交換留学にも取り組んでいる。

 センターはこうした事業に加え、新たに導入する韓国での職業研修を調整する基幹的な役割を担う。グローバル共生コースの学生を対象に認めてきた制度の利用資格は全学科・コースに拡大する。

 連携している韓国の4年制大学への編入も可能で、授業料減額措置を活用すれば、負担を軽減しながら実践的な学習ができるという。センター長を務める長澤雅春地域みらい学科教授(59)は「職業教育を重視する短大の特長を生かし、日韓の懸け橋となる人材の育成を目指したい」と抱負を述べた。

 文部科学省から毎年2千万~3千万円の助成を5年にわたって受ける。

 九州では、九州大学も同様の研究機関を設置している。

このエントリーをはてなブックマークに追加