トヨタ紡織九州-トヨタ自動車東日本 好セーブを連発し、勝利に貢献したトヨタ紡織九州のGK岩下祐太=神埼中央公園体育館

 守護神の名に恥じぬ活躍で、何度も会場の視線をくぎ付けにした。トヨタ紡織九州レッドトルネードはGK岩下祐太が好セーブを連発。「集中して相手のシュートがよく見えた」と胸を張った。

 ダグル・シグルドソン日本代表監督が視察に訪れた絶好のアピールの機会。同点で迎えた後半に真価を発揮した。LB八巻雄一、朴永吉(パク・ヨンギル)が素早い寄せでコースを絞ると、「あとは任せておけ」とでも言うように何度も相手のシュートをはじき返した。

 時間を追うごとに集中力を増した岩下は、前半7得点を許した相手エースを後半は3点に抑え、阻止率でリーグ平均を大幅に上回る4割6分7厘を達成。3試合連続でチームが目標とする1試合25失点以下にもまとめ、勝利に大きく貢献した。

 2014年に入団。当初から抜群の瞬発力を武器に活躍したが、試合中に冷静さを欠き、ベンチに下げられることも多かった。ただ、主将のGK下野隆雄とともに日々の練習で少しずつ成長。この日、コートの最後方から仲間を鼓舞する姿には確かな自信が感じられた。

 神埼市民応援デーと銘打った試合には1380人が詰めかけた。「大勢の応援の前で勝てて本当によかった」と岩下。厳しかった表情を緩ませ、この日一番の笑顔を見せた。

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