成長した秋芽ノリを摘み取る漁業者=24日夜、佐賀県沖の有明海

 佐賀県沖の有明海で、秋芽ノリの摘み取りが本格化している。例年より水温が低く一部で生育の遅れが見られるものの、色、味ともに良く、品質は上々という。漁業者は15季連続日本一に向け、夜を徹して作業に励んでいる。

 トロッとした柔らかさが特長の初摘みノリは、高級品として重宝される。漁業者はノリがうまみをため込む夜間に摘み取る。作業は今月19日から順次始まっており、24日も照明を付けた箱舟に乗り込んだ漁業者が、黒々と育ったノリを手際よく摘み取っていた。

 佐賀市西与賀町の田中久也さん(42)は「今年は台風などいろいろあったが、順調に育ってくれている。病気対策、網の管理をしっかりして、おいしいノリを作りたい」と意気込みを語った。

 県有明海漁協によると、10月初旬以降、白石町から太良町にかけて赤潮が発生して心配されたが、現在は解消されているという。7月の九州北部豪雨による影響もないという。

 秋芽ノリの初入札は29日に行われる。県有明海漁協は今季の販売目標を19億枚、228億円に定めている。

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