そろいの浴衣を着て盆踊り口説きを披露する女性たち=唐津市鏡

 唐津市鏡の地域住民が23日、同地区の鏡神社前広場で、地区に伝わる「盆踊り口説き」を披露した。伝承者の高齢化で存続が危ぶまれていたが、地域有志が継承に取り組んだ。今後は地元小学校などへの普及も目指す。

 「盆踊り口説き」は、節を付けた物語に合わせて踊る。鏡校区の4地区で、少しずつ異なる形で受け継がれてきたが、最近では披露されることは少なくなっていた。地元の文化を残そうと、地元の女性連絡協議会「ミロワール」が中心になって、地区ごとに異なる口説きを統一した。

 地区の産業文化祭があったこの日は、佐用姫伝説を歌った「佐用姫口説き」を踊った。口説き手の「そろたよ踊り子がそろた」「コラエッサノヨイヤサイサイ」の歌に合わせ、約70人が舞った。踊りを知る高齢者が飛び入りで参加する姿もあった。

 会の坂本三ヤ子代表(74)は「伝統文化を守り伝えるのが自分たちの役目。先祖やふるさとのことを思って、口説きを伝えていきたい」と話した。

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