生け花パフォーマンスを披露する柿沢正一さん=佐賀市白山のエスプラッツ

観客が生けた作品を仕上げる柿沢正一さん=佐賀市白山のエスプラッツ

 佐賀市白山のエスプラッツで、佐賀新聞文化センターいけばな池坊教室の展示「晩秋の佐賀路」が21、22の両日、開かれた。21日には生け花の魅力を発信する5人組華道男子グループ「IKENOBOYS」の柿沢正一さん(41)=広島県=が生け花パフォーマンスを披露し、約100人の観客が妙技に沸いた。

 生徒と講師の作品31点が並び、会場を華やかに彩った。トークショーで柿沢さんは、出演した映画「花戦さ」の裏話や池坊の型である立花、生花、自由花の違いを解説。日頃心がけていることとして、「生け花で物語を表現し、見る人と思いを共有できる作品を作りたい」と思いを話した。

 パフォーマンスでは、使う花や生けるこつを説明しながら流れるように作品を完成させる柿沢さんの姿に、観客席からため息が漏れた。観客をステージに上げ、モミジを基礎にシャクヤクやトルコギキョウを生けてもらう場面もあった。そこに柿沢さんが脱色して乾燥させたビロウヤシを差して最後の仕上げると、華やかな変化に歓声が湧いた。

 来場した松尾撫尾さん(34)=佐賀市=は「話しながら花を切って生けるなんてすごい。枝ぶりを見て瞬時に完成形を想像できる瞬発力だろう」と感心していた。

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