少字数を中心とした書が並ぶ「第9回幽水会書展」=佐賀市の県立博物館

 書家で佐賀大学名誉教授の竹之内幽水さんが主宰する幽水会の書作展が、佐賀市の県立博物館で開かれている。にじみやかすれが印象的な少字数を中心に、漢字やかななど、37人の約70点が並ぶ。26日まで。

 展示会は3年に一度開かれ9回目。少字数では、震災復興を願った「興」や、平和へ思いを込めた「和」など、にじみの濃淡を生かした味わい深い作品が並ぶ。幽水会会長の吉岡智亨さんの作品「龍」は、濃墨と2本の筆を用いて、線の力強さや、かすれが印象的な仕上がりとなっている。今年の佐賀県書道展で大賞に選ばれた森園雅舟さんの作品「亀」も並ぶ。

 また会場には、漢詩や四字熟語を題材にした漢字や、和歌を流麗に書いたかなも展示している。

 竹之内さんは「一文字の中にも起承転結がある。文字に込められた思いを感じてもらえたら」と語る。

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