多久島良子さん

白川武人さん

 本年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)に、佐賀県から県華道連合会相談役の多久島良子さん(87)=唐津市北城内=と、元鹿島市文化財保護審議会長の白川武人さん(83)=神埼市千代田町=が選ばれた。22日に表彰式が東京都内で開かれる。

 多久島さんは県職員の傍ら華道を学び、教えてきた。池坊県連合支部長や、2005年から6年間は県華道連合会長を務め、諸流派の合同いけばな展を佐賀市の大型商業施設で企画するなど組織をリード。「どうやって次の世代に引き継げるかを考えて行動してきた」と振り返る。

 08年から池坊華道会常任理事で国内外を飛び回る。茶道でも裏千家の名誉師範を務め、地域文化の振興に貢献。「皆さんに支えられて今がある。よく動いてこられたのは夫の理解があってのこと」とも語った。

 鹿島市出身の白川さんは佐賀大学で社会科を専攻して教員免許を取得。卒業後は小城や鹿島、佐賀西高などで教壇に立った。44年間、鹿島市文化財保護審議会委員を務め、うち2007年4月から10年間は会長。浅浦地区の面浮立の保存などに貢献してきた。

 白川さんは「自分自身に『頑張った』とは言えないけれど、賞をもらうことができたことはありがたい」と喜ぶ。「古いものは廃れる。ただ、しっかりと振り返り、これから先も保存していってほしい」と話す。

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