スポーツを取り巻く環境の整備について意見を交わした県総合教育会議=佐賀県庁

 知事と教育委員が意見交換する佐賀県総合教育会議が20日県庁であり、スポーツを取り巻く環境づくりをテーマに議論した。指導者や練習環境を求めて優秀な生徒が県外に流出することが課題に挙がり、県内中学で競技経験のない教師が指導者を務める割合が4割に上ることも示された。課題解消に向けて、社会体育との連携や教員OBの活用促進などが提案された。

 県教委は、公立中学校の生徒数が2016年度2万3512人と、07年度に比べ約3千人減っていることを説明。生徒減少に伴い教職員数も減っているが、部活動数の削減は地域や保護者、生徒から反対の声が強く難航し、教員が指導経験のない分野の部活動を受け持つ要因になっている。

 教育委員からは「人口や学校数が少ないことを強みにして、社会教育との連携ネットワークがつくれないか」「社会体育と学校体育の役割分担を進めるべき」などの意見が出た。

 山口祥義知事は「生徒、保護者、先生の間に不幸なギャップがあってはいけない。複数の部活に所属したり、辞めたり、変わったりしやすくする仕組みを佐賀モデルとして確立できないか」と述べ、指導者確保のため教職員OB登用案も示した。

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