演題に立つ櫻井よしこさん=佐賀市文化会館

 国際ロータリー第2740地区(佐賀県、長崎県)大会が17、18の両日、佐賀市文化会館であった。18日の記念講演にはジャーナリストで国家基本問題研究所理事長の櫻井よしこさんが登壇し、約1200人の聴衆に一日も早い憲法9条の改正を訴えた。

 櫻井さんは来年の明治維新150年に絡め、「今、百年に一度の変化の時が来ている」と世界情勢を読み解いた。トランプ大統領のアジア歴訪について「『大国』がアメリカから中国に入れ替わった」と分析。同盟国といえども自国第一主義のアメリカは日本を守ってはくれず、日本に好意的でない中国が台頭してきたとして「今後どうするか、日本は深刻な形で突きつけられている」と強調した。

 明治政府が掲げた富国強兵と五箇条の御誓文を取り上げ、国の基盤を軍事力と経済力とした方針を「150年前の先人たちは現実を見て対応していた、賢く立派」と評価した。そして世界約200カ国の中で交戦権を認めていないのは日本だけだと力を込め、「今こそ国民の知恵や力を結集して、ふるさと日本の未来に責任を持つべき」と憲法9条の改正を力強く訴えた。「憲法改正の前線に立つ」と宣言する櫻井さんに、会場から「がんばれ」と声がかかる場面もあり、笑顔で声援に応える櫻井さんに拍手が湧いた。

 長崎県から来た会員の辻登志美さん(61)は「国民が平和ぼけしていると感じた。まずは地域のみんなと日本の将来について考えていきたい」と話していた。

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