犯人役の鹿島署員2人組に脅され現金を要求される嬉野料金所のスタッフ=嬉野市の長崎道嬉野料金所

パネルを犯人と想定して、カラーボールを模した水風船を走りながら投げる練習をする参加者=嬉野市の長崎道嬉野料金所

 高速道路の料金所で発生する強盗を想定した防犯訓練が17日、長崎道の嬉野料金所であった。道路管理者や料金所スタッフ、鹿島署員ら21人が参加し、県警への通報やカラーボールの投てきなどの訓練で防犯意識を高めた。

 料金所スタッフの女性が通行券発券機から事務所に戻る際、2人組にナイフと拳銃で襲われ、事務所の現金を脅し取られる想定。署員が扮(ふん)した犯人役が「モタモタするな」「金を出せ」と脅す間に、事務所の男性スタッフが「従うから乱暴なことはしないで」となだめつつ、非常通報装置で県警本部に通報。現金を奪った犯人が車で逃げる際は、カラーボールを模した水入りのボールを投げつけた。

 鹿島署員からは、警察官の到着まで現場に手を触れないことや、カラーボールは犯人や車ではなく手前の地面に投げつけてしぶきが付着するようにすること、相手を刺激せずできるだけ滞在時間を延ばすこと、深追いせず安全を確保することなどの注意点も説明された。

 佐賀高速道路事務所と西日本高速道路サービス九州、県警は毎年、県内の料金所1カ所で連携して防犯訓練を実施している。同料金所の諸角孝義所長は「実際に起これば今のようには対応できないかと思うが、教わったことを一つでも反映させたい」と気を引き締めた。

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