防犯栄誉金章を受章した石堂政二さん

 地域の治安を守る活動に尽力し、警察庁長官などから贈られる「防犯栄誉金章」を受章した石堂政二さん(80)

 伊万里市大川町の防犯協会会長を務めて20年。子ども見守り隊の結成をはじめとする取り組みが評価された。「地域のあらゆる安全を守ることを一生の仕事と思い、ここまでやってきたからなあ」と感慨に浸る。

 建設会社の社長としては、松浦川の治水をライフワークとしてきた。子どもの頃、地元を流れる川は頻繁に洪水を起こし、一帯を泥の海にした。その光景と農家の人らが悲しむ姿が今も忘れられないという。

 治水に関しては数年前に大きな河川改修が終わり、やり切った思いがある。ただ、今は新たな問題と向き合う。約25キロ離れた玄海原発で事故が起きた時、どう安全を守るか。4年前には当時会長を務めていた地域組織が主催し、独自で避難訓練を行った。

 地元では「社長」「お父ちゃん」と呼ばれ慕われる。80歳になり、地域の役職を卒業したいと思っているが、「周りがやめさせてくれないんだよ」。

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