磁器製の鳥居の説明を聞く参加者=有田町の陶山神社

 昨年日本遺産に登録された「肥前窯業圏」を巡る日帰りバスツアーが18日、有田町など佐賀県内4市1町を周遊した。参加者は有田焼や唐津焼など、歴史に彩られた多彩な焼き物文化を楽しんだ。

 佐賀長崎両県と両県の8市町でつくる「肥前窯業圏」活性化推進協議会が、地元の歴史や文化を知ってもらい、日本遺産の認知度を高めようと、今年初めて企画した。県内在住の23人が参加した。

 一行は中里太郎右衛門陶房(唐津市)や志田焼の里博物館(嬉野市)などを見学。有田町では有田観光協会のガイドの案内で、朝鮮半島出身の陶工・李参平が1616年に磁器の原料を発見し、日本で初めて磁器を焼成したとされる泉山磁石場や、李参平を祭る陶山神社などを散策。磁石場が元は山だった所を切り崩してできたことや、当時ののみ跡が残っていることを聞き、驚きの声を上げていた。

 夫婦で参加した友松英之さん(76)と満智子さん(70)=唐津市=は「同じ県内でも地域で焼き物の違いがあることが実感できた。説明も分かりやすかった」と旅を満喫していた。

 25日には絵付け体験なども楽しめる親子向けツアーを開く。代金は大人3千円、子ども2500円。問い合わせはヒューマントラベル、電話0956(38)2986。

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