ひのくに中島哀浪賞授賞式で表彰状を贈られる受賞者=佐賀市天神のグランデはがくれ

 短歌結社「ひのくに」(江副壬曳子会長)は15日、佐賀市天神のグランデはがくれで、歌誌「ひのくに」創刊95周年を記念した大会を開いた。会員や関係者ら約100人が伝統と歴史を振り返り、親交を深めた。

 同誌は佐賀市出身の歌人・中島哀浪(1883~1966年)らが1922年(大正11年)に有田町で創刊した同人誌「火の国」を前身とし、会員らの歌を集めて月1回発行する。江副会長は「歌作りは絆づくり。歌を通してできた人の輪を大切に、いつまでも親しまれる歌誌でありたい」とあいさつした。

 昨年4月から翌3月に同誌に寄せた作品やこれまでの経歴などを評価する「ひのくに中島哀浪賞」では、最高賞の作品賞に基山町の草野奈美恵さん(72)が輝いた。生活の中で生まれた詩情を歌にしている草野さんは「死ぬまで短歌を続けたい」と喜びを語った。

 記念講演では、現代歌人協会会員の清田由井子さんが「短歌は叙情詩。心で歌を作って」と呼び掛けた。短歌大会には173の歌が寄せられ、入選した短歌を山野吾郎さんらが選者が講評した。

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