パネルディスカッションで被害者支援について話すパネリスト=佐賀市のロイヤルチェスター佐賀

 犯罪被害者の支援の広報活動を行う犯罪被害者週間(25日~12月1日)を前に、佐賀市天神1丁目のロイヤルチェスター佐賀で15日、犯罪被害者週間佐賀大会が開かれた。県民や警察官、県職員など約380人が参加し、講演などを通じて、犯罪が起きない社会や被害者支援のあり方について学んだ。

 講演では、2001年6月に大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校で起きた児童殺傷事件で長女の優希さん(当時7歳)を亡くした本郷紀宏さん(52)が「子どもの安全を守る」の演題で講演。事件当時を涙ながらに振り返る姿に、参加者からも涙がこぼれた。

 本郷さんは「子どもを守るための完璧なマニュアルはない」とし学校や地域にあった安全対策の構築を訴えた。加害者を生まないために「大人が(子どもたちを)立派に成長させる義務がある」とも述べた。被害者支援に関するパネルディスカッションもあり、元京都府民生活安心安全まちづくり推進課長の姫野敦秀氏らが身近でできる被害者支援の方法などについて発表した。

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