不正軽油を調査するために大型トラックから軽油を抜き取る県の担当者=佐賀市の金立サービスエリア

 長崎自動車道の金立サービスエリア(下り)で15日、不正軽油の抜き打ち調査があった。通行するトラックやダンプを停車させて軽油を抜き取り、重油や灯油が混ざっていないか調べた。

 調査は九州・沖縄8県が連携して、警察などの協力を得ながら実施している。軽油取引税の脱税や環境汚染を防ぐ狙いがある。

 調査では、大型トラックなど39台の燃料タンクから400ミリリットルの軽油を抜き取り、検査の結果を受けて不正が発覚すれば、流通経路を調査し、課税処分や告発などを行う。調査員はいつ、どこで給油したかをドライバーに質問していた。

 軽油取引税は軽油の購入者が納める税金で、税率は1リットル当たり32.1円。2016年度の税収は約92億円で、県税収入の10.9%を占める。県税事務所の秋永芳彦課税課長は「不正軽油を防ぎ、ガソリンスタンドのモラル向上につなげたい」と呼び掛けていた。

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