アカマツ

 クロマツとともに、日本に自生する松の代表格アカマツは、樹皮が赤いことから名付けられています。クロマツが海岸沿いの松原で見られるのに対し、アカマツは山野に育ち、庭木や防風林としても植えられ、葉が柔らかいのが特徴です。この葉は2本1組でつながっており、落ちる際にも離れないことから、末永く共にある夫婦和合の象徴ともされています。

 そのような理由から正月や結納などの縁起物として知られています。松脂(まつやに)を軟こうの材料に配合して用いるほか、葉は血圧の薬や身近な治療薬としてはうがいなどに用いられています。樹齢25年以上になると、根の周辺にマツタケの発生が始まるなど、他の菌が育つための助けとなることもあります。大地に根をはって、共に生き育つものの支えとなるのです。(中冨記念くすり博物館)

このエントリーをはてなブックマークに追加