NABUヘッセン州支部代表で自然保護センター所長のゲルハルト・エプラー氏(右)から講義を受ける出口さん(中央)ら研修生=ドイツ、ヘッセン州、ベンツハイム自然保護センター

セブン―イレブン記念財団主催の環境NPOリーダー海外研修でドイツを訪れたかいろう基山理事の出口さん=基山町園部の「かいろうの館」

■森林保全のNPO「かいろう基山」 出口さん研修で刺激

 基山町内で竹伐採など森林保全に取り組むNPO「かいろう基山」理事の出口容子さん(53)=小郡市=が、セブン-イレブン記念財団主催の環境NPOリーダー研修でドイツを訪問した。NPOの運営や自然と教育の組み合わせ方などに刺激を受け、「子どもたちに自然体験の機会を設けるために、横のつながりを広げたい」と意気込んでいる。

 研修は10月25日~11月3日までの10日間。全国で環境保護に取り組むNPOから選ばれた6人が参加した。ドイツ南部のラインラント=プファルツ州マインツ市を拠点に、会員数40万人を誇る「BUND(ブンド)」と「NABU(ナブ)」という2つの環境保護NPOの支部などを訪問した。

 約20年かけて採石場から森へと再生した地域や、森の中を“教室”にした森の幼稚園などを視察した。その中で、「親が環境活動に携わっていることで、子どもの頃から意識が高まる。専門家でない地域住民が、地域の植物や環境に詳しく、それが郷土愛につながっていると感じた」という。

 現在、出口さんは森林インストラクターの資格を取得しようと試験に臨んでいる。資格を取れば行政や教育機関と連携した課外活動ができるようになる。「山を熟知する自分たちの親世代とのつなぎ役となり、1人でも多くの子どもたちの環境意識を高められれば」と話す。

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