直径40センチを超える染付の大皿など志田焼の特徴が分かる作品展=嬉野市歴史民俗資料館

 嬉野市塩田町で昭和50(1975)年頃まで生産されていた磁器「志田焼」の展示会が、同市歴史民俗資料館で開かれている。福岡市の会社社長齊藤英明さんが3年にわたって同市教育委員会に寄贈した約300点のうち、65点を公開する「里帰り展」で、祝い皿として作られることの多かった志田焼の特色が読み取れる展示会となっている。12月28日まで。

 

 志田焼は江戸時代から日用品として作られ始め、現在「志田焼の里博物館」となっている工場「志田陶磁器」が1984年に閉鎖したことで生産が終了した。呉須の発色を良くするため白化粧土を施し、全面を大胆に使った絵柄が特徴で、日用食器のほか、明治期以降は火鉢なども生産。国内外に流通した。

 今回の作品は、オーソドックスなサギや鶴、山水が描かれた皿のほか、直径が47センチにおよぶ大皿や、釉下彩や色絵で呉須以外の色が施されたものも。山水と富士を一緒に配した図柄や、皿の中央に大きく屋号が書かれた皿、「位満里(いまり)染付模様焼物皿」「明治3年正月吉日」などと箱に書かれた10枚組の皿なども目を引く。七福神の大黒天を意味する二股大根とネズミなど、慶事用に作られることが多かった志田焼の特徴が分かる図柄も多い。

 観覧時間は午前9時から午後5時。月曜日休館で入場無料。問い合わせは同資料館、電話0954(66)9130へ。

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