夜間飛行にのぞむ富士建と島内エンジニアのカスタムドローン=武雄市の大同メタル佐賀

暗視カメラ付きのドローンから送られてくる画像を確認する長崎県の緊急消防援助隊=武雄市の大同メタル佐賀

 災害時に全国から被災地に集結し救助活動にあたる緊急消防援助隊の九州ブロックの合同訓練が11、12の両日、武雄市などであった。県内と九州・沖縄の各県から約1200人が参加し、小型無人機「ドローン」による夜間の情報収集や、崩れたトンネルからの救助訓練などに取り組んで万一に備えた。

 11日夜には、武雄市の大同メタル佐賀の敷地内で、ドローンによる情報収集訓練を実施。佐賀県と防災協定を結んでいる「富士建」(佐賀市)、「島内エンジニア」(同)が、暗視装置や大型照明を備えたドローンを用意し、操縦も務めた。

 佐賀県内で地震が発生し、各県の援助隊到着が夕方以降になったという想定。ドローンが夜の闇を飛び、橋の崩落に巻き込まれた車両など上空からの映像をモニターに映し出した。

 ドローンによる訓練を監修した県庁企画課の円城寺雄介氏は「夜間にドローンを用いる消防訓練は全国で初めてでは。朝を待たずに夜間に有効なデータを取る手法が確認できた」と手応えを感じていた。

 緊急消防援助隊は1995年に起きた阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、全国の消防機関が速やかに活動できるよう整備された。全国を6地域に分け、毎年防災関係機関との合同訓練を実施している。

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