紅葉した木々と風情ある邸宅が美しい景観を描き出す九年庵=15日午前、神埼市神埼町

紅葉した木々が庭園の池に映り、美しい景観を描き出す九年庵=15日午前、神埼市神埼町

 紅葉の名所で国指定の名勝「九年庵」(神埼市神埼町仁比山)で15日、秋の一般公開が始まった。県内外やアジアから足を運んだ約4130人が、赤く色づき始めたモミジと庭一面に広がる緑のコケの対比を楽しみ、邸宅とともにつくり出す美しい景観に見入っていた。23日まで。

 九年庵は、県出身の実業家・伊丹弥太郎が1900(明治33)年から9年の歳月と巨費をかけて築造。モミジ類など約60種700本の樹木や約40種のコケ類が季節ごとにさまざまな彩りを見せる。

 初日は開園前から長い列ができ、訪れた人たちは「こっちが色づいてるよ」などと話しながら紅葉を楽しみ、写真に収めたりした。香川県から訪れた石井征男さん(75)は「写真はいい感じで撮れた。いい一日になりそう」と笑顔。福岡県から来た吉武繁明さん(42)と横尾栞奈さん(21)は「旧宅と紅葉が絡む雰囲気がよかった」と話した。

 期間中、約6万人の人出を見込んでいる。公開は午前8時半~午後4時。高校生以上は美化協力金(300円)が必要。問い合わせは神埼市観光協会、電話0952(37)0107。

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