生徒たちの前で講義する竹下真由さん(右)=小城市の小城高

 「やらされて仕事をするのか自分が進んで仕事するのかは、疲れ方や気持ちが全然違う」。竹下製菓社長の竹下真由さん(35)=小城市=は、入社する前に働いていた会社で学んだことについて語った。

 跡取り娘だった竹下さんは大学を卒業する時、父親から「すぐに帰ってきてほしい」と言われたが、「他の会社を知らなければ竹下製菓の状況を比較できない」と考え、周りの学生と同じように就職活動を経て、東京の外資系コンサルティング会社に入社した。

 「20代で体力のあるうちは、がむしゃらに仕事に向き合いたい」と、モチベーションが高い同僚などに囲まれて仕事に取り組んだ竹下さん。「80%と100%の品物を提案して、お客さんには見分けがつかない。でも100%以上に仕上げたいというプライドがあり、帰宅時間が遅くなることもあった」と働いた4年間を振り返った。

 「長時間やらされて仕事をすると体調を崩すこともあり、仕事に対する気持ちも変わってくる」と、働くことへの意識の大切さを説いた。受講した松本紗季さん(15)は「働かされるという意識ではなく、自ら進んで働くという意識の大切さを知った」と感想を述べた。

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