運営会社の要望で白基調の外装にした「タクア」の本館玄関口=佐賀県多久市北多久町

 公設民営で再生計画を進めている温泉保養宿泊施設「タクア」(旧ゆうらく、佐賀県多久市北多久町)が12月以降の宴会予約のキャンセル通知を始めたことが15日、関係者の話で分かった。予約は三十数件2千人分とみられ、市に「同窓会を予定していたが、できなくなった」など、市民から戸惑いの声が上がっている。

 1月上旬に賀詞交歓会を計画していた文化団体には15日午前、タクアからキャンセルの電話が入った。理由は説明されず「2千人分の予約は全てキャンセルする」とだけ言ったという。団体は今月上旬に予約を入れていた。

 タクア側は佐賀新聞社の取材に対し「後で担当者が連絡する」とだけ述べた。

 市内の経済関係者は「従業員がなかなか集まらず、漏水対策が進まない中で運営の見通しが立たなくなり、(宴会の)サービスの提供ができないと判断したようだ」と語る。多久市の担当課は、タクア側から予約キャンセルの説明があったと認め「推移を見守る」とコメントした。

 タクアや親会社の長崎環境美化(長崎市)などは9月の記者会見で、「2月中にグランドオープンしたいが、忘年・新年会は12月から始めたい」と説明していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加