発達障害児の二次障害予防に向けた研究について会見した福元裕二学長(右)と川邊浩史准教授=佐賀市の西九州大学短大部

 西九州大学短期大学部(佐賀市)は、発達障害児への理解不足や不適切な対応によって、情緒の不安定さや反抗的な行動を招く二次障害を予防する研究を始める。食に関する調査研究で、安定した生活環境づくりを支援し、保護者のストレス軽減も目指す。5年をかけて支援モデルを確立し、成果を自治体に還元する。

 福元裕二学長らが発表した。発達障害の子どもたちは偏食になるケースが多いことなどから、生活習慣の基本である食生活に着目して二次障害の予防を目指す。

 具体的には、来年度まで実施する食行動の実態調査を基に、レシピを開発したり、保育現場で保護者を支える能力を向上させる手だてを考案したりする。文部科学省から毎年2千万~3千万円の助成を受ける。

 三養基郡みやき町や同町の教育委員会、障害者自立支援施設などの外部評価委員の意見も取り入れる。研究を担う幼児保育学科の川邊浩史准教授は「食を切り口に、生活や心の安定につなげたい」と話す。

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