蒸した米を薄く広げ米こうじを作る作業に取り組む参加者=みやき町の天吹酒造

 上峰町の新たな地酒「鎮西八郎」の初めての仕込みが15日、みやき町の天吹酒造(木下壮太郎社長)で始まった。地酒プロジェクトを進める団体の6人が米こうじ造りに取り組み、おいしい日本酒が出来上がることを願った。

 

 地酒は上峰町内で清掃活動などに取り組む「都妃女加(つきめか)王墓と古墳公園を守る奉仕団」(寺崎三男団長)が「地元の米を使った地酒を造り、地域活性化につなげたい」と企画。町木であるツバキの花の酵母を使い、同町らしさを演出する。酒の名前は町のシンボルである鎮西山の名称の由来となった平安時代末期の武将・鎮西八郎からとった。

 原料には同町産のさがびよりを使用。約600キロを仕込み、720ミリリットル瓶2千本を生産する。この日は、蒸した米にこうじ菌を加えて米こうじをつくる作業に挑戦した。参加者は、室温35度のこうじ室の中で、蒸し米約120キロを薄く広げて温度を下げた後にこうじ菌を振りかけ、菌が育つ環境を整えた。

 12月中にも初搾りを行い、しばらく寝かせた後、1月中旬ごろに瓶詰めを終える予定。町内の酒店などで販売するほか、ふるさと納税の返礼品としても活用する。問い合わせは起立工商協会、電話0952(55)8777。

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