国営諫早湾干拓事業の開門問題を巡り、斎藤健農相は14日の閣議後会見で、就任後初めて佐賀、長崎両県を視察した感想を問われ、「開門によらない基金での解決がやはり最良の方法ではないかと思った次第だ」と述べた。

 斎藤農相は13日、佐賀県の山口祥義知事と漁船に乗りノリ養殖の漁場を視察したほか、諫早湾干拓の農地を訪れた。「(干拓地は)大規模で平坦な優良農地で意欲的に営農に取り組まれていて事業の防災効果が住民に高く評価されていると感じた」と強調した。

 一方、佐賀県側の漁業については「昔に比べて生産量、漁獲量が減っていることへの思いは共有した。一刻も早い有明海再生が必要だと感じた」と語った。基金による解決を目指す方針を改めて示し、「関係者の理解をいただかなければいかんともしがたい問題なので、和解に向けて理解と協力を得られるよう努力したい」と答えた。

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