完成した団地史を手にする牟田口さん(中央)ら=佐賀市の佐賀新聞社

 47年前に造成された佐賀市高木瀬東の辻中央団地(山北萬里子総班長)の歩みを記録した「辻中央団地史」が完成した。分譲から現在までが一目で分かる冊子となっている。

 辻中央団地は当時、佐賀市高木瀬町東高木辻に造成された民間団地。当初入居は18戸。1974年から自治会活動が始まり、現在は80戸。これまで団地の行事や会計などを記録した書類は団地内の公園保管庫に保存していたが、昨年10月に県内を襲った台風18号で貴重な資料が水浸しに。「これでは団地の歴史が分からなくなる」と、過去の記録を整理することに。

 山北さんをはじめ、団地の歴史をよく知る第2代総班長だった牟田口勝さん(99)や自治会総務担当の樋渡茂美さん(68)ら有志が、保存されていた書類を丁寧にひもとき、分かりやすく一冊にまとめた。

 造成の始まった70年から現在まで一年ごとに自治会活動だけでなく、県内の出来事や国のトピックを並べてまとめており、県内外の歴史も同時に分かる。特に目を引くのは、団地住民が苦労した団地内の道路を7年がかりで市道編入にこぎつけた活動の記録。山北さんは「この団地史は住民みんなの宝もの。30部印刷したが、ずっと引き継いでいきたい」と話す。佐賀市 47年前に造成された佐賀市高木瀬東の辻中央団地(山北萬里子総班長)の歩みを記録した「辻中央団地史」が完成した。分譲から現在までが一目で分かる冊子となっている。

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