くんちに欠かせない存在の料理

 長雨で気をもみましたが、無事に稲刈りを終えました。九州北部では収穫感謝の祭りは「おくんち」と呼ばれ、産土(うぶすな)神に感謝し、来年の豊作を祈願します。伊万里供日(くんち)は日本三大けんか祭りの一つ、多数の観客が訪れます。

 今年の伊万里供日は10月27~29日でした。例年通り上旬から、義母が栗をむきはじめます。25日から「昆布巻き」を炊きます。昔はフナを焼いて芯にした「こぐい」でしたが、黒ちくわで大根と一緒にみそで軟らかく炊くのが義母流です。小豆を炊き、ニンジン・ゴボウ・大根・レンコン・シイタケ・コンニャクなどの「煮しめ」を準備します。28日、漬けておいた餅米で栗入りの「おこわ」を蒸し上げ、小口に切った栗・サトイモ・レンコン・ゴボウを小豆で甘く炊いた「にごみ」を作ります。義母によると「にごみ」は、煮しめの残り野菜やおこわに余った小豆も大切にした名残りと聞きました。

 伊万里蒲鉾(かまぼこ)やエビを加えて祝い膳が整い、一家で感謝の膳に付きました。(地域リポーター・中村智子=伊万里市)

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