車の走行会でコースを外れ観客に突っ込んだ乗用車=12日午後2時19分、佐賀市富士町(共同通信社ヘリから)

車の走行会で乗用車が観客に突っ込む事故があった天山スキー場の駐車場。右上のトラックに載せられた車が事故車両=12日午後2時19分、佐賀市富士町(共同通信社ヘリから)

 12日午前9時半ごろ、佐賀市富士町の天山スキー場の駐車場で行われていた車をカーブで横滑りさせる「ドリフト」の走行会で、車がコースを外れて観客に突っ込んだ。観客2人と乗車中の2人が佐賀市内の病院に搬送され、観戦していた小城市の40代男性が頭を強く打って意識不明の重体。佐賀北署では、業務上過失傷害の可能性もあるとみて、主催した佐賀市の自動車関連会社や関係者から事情を聞いて、事故原因や安全管理に問題がなかったか調べている。

 佐賀北署や多久消防署によると、事故を起こした車は長崎県西海市の20代男性が運転し、助手席に同市の30代男性が乗っていた。車はコース外側のコンクリート製の花壇に衝突後、観客に突っ込んだ。当時、100人ほどがレースを見ていた。

 観客の佐賀市の20代男性が右あご骨折などのけがを負ったほか、運転していた20代男性が頸椎損傷、同乗していた30代男性は胸の骨を折るけが。

 ドリフト走行はカーブで車を横滑りさせる競技で若者を中心に人気がある。走行会は佐賀市の自動車関連会社「カーピット森永」が主催、県内外から66台がエントリーしていた。

 天山スキー場によると、駐車場はスキーシーズンの冬場以外の時期にサーキット場として貸し出している。安全対策は「主催者側に任せていた」とし、「(他のイベントも含め)ここまで大きな事故は初めて。今後は会社としても安全対策を講じる」としている。

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