佐賀東-佐賀学園 後半18分、シュートを決めたMF江頭弘太(中央)のもとに駆け寄る佐賀東イレブン=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 第96回全国高校サッカー選手権佐賀大会最終日は11日、鳥栖市のベストアメニティスタジアムで決勝があり、佐賀東が佐賀学園を1-0で破り、2年連続10度目の頂点に立った。

 佐賀東は後半18分、途中出場したMF江頭弘太のゴールで先制。その後は佐賀学園の猛攻をしのいだ。

 佐賀東は12月30日から東京都などで開かれる全国大会に出場する。

 ▽決勝

佐賀東  1 0-0 0 佐賀学園

       1-0

▽得点者【東】江頭

 

■切り札投入 期待応える

 攻守にまとまる佐賀東が後半に挙げた1点を守り切った。

 前半は一進一退の攻防。佐賀東は20分にFW中里がミドルシュートを狙い、32分には右クロスにFW宮城が合わせたが、得点できなかった。

 後半は都渡、山田の両サイドバックが積極的に攻撃参加し、徐々にリズムをつかんだ。18分、都渡の左クロスを途中出場のMF江頭が右足で合わせて先制すると、その後はDF松田らが佐賀学園の攻撃を封じ続けた。佐賀学園はDF武藤を中心に堅い守備を見せ、カウンター攻撃で得点を狙った。終盤は相手陣内に何度も攻め込んだが、決め手を欠いた。

 頼れる主将が大一番で勝負強さを発揮した。佐賀東のMF江頭弘太が2年連続の全国切符につなげる決勝弾。「うまく抑えて蹴ることができた」。勝利を信じて声援を送るスタンドに全力疾走で駆け寄ると、ジャンプして右拳を突き上げた。

 「お前が決めてこい」。蒲原晶昭監督からピッチに送り出されると、すぐに好機が訪れた。後半18分、左サイドバックの都渡倭が柔らかなクロスをゴール前へ。江頭は相手DFの裏を突き、ハーフボレーでゴール右上に突き刺した。「あえて中に入るタイミングを遅らせた」と狙い通りだったことを強調した。

 試合前は仲間と円陣を組み、「楽しむことだけを考えよう」と声を張り上げた。「“ここぞ”というときの切り札」と蒲原監督。今大会は全5試合で得点を挙げ、その期待に結果で応えた。

 佐賀学園の主将東虎大朗は、県中学選抜のチームメートで試合終了後はがっちり握手。「全国でも頑張ってこい」と声をかけられた。

 「自信はついてきたが、過信になってはいけない」と江頭。佐賀大会で戦ったライバルたちの思いも胸に、全国の強豪に立ち向かう。

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