創作の裏話などが披露されたミステリ作家トークショー=武雄市の京都屋

 若者の活字離れなどが進む中、本をもっと身近に感じてほしいと「ミステリ作家トークショー&サイン会in武雄温泉」が11日、武雄市の旅館・京都屋で開かれた。ミステリ作家の竹本健治さん=武雄市山内町=をホスト役に、作家仲間の綾辻行人さん、我孫子武丸さん、喜国雅彦さんが出演。普段の生活での会話内容や、創作の裏話など、訪れた県内外80人のファンの好奇心を刺激した。

 トークショーは、連続講座「佐賀学」が主催。竹本さんが、「作家仲間の集まりでの雑談やバカ話に、創作のヒントが意外と隠れている」と話すと、綾辻さんたちもうなずき、会話の中身などを軽妙なトークを交えて話し、来場者の笑いを誘った。また、4人の作家のデビューのきっかけや出会いの経緯をたどったり、代表作が生まれた創作の裏話を披露したりした。

 会場からは「2冊目に読んでほしいと思う作品は」など、ファンならではの質問も出ていた。佐賀市の山本葉子さん(30)さんは「憧れの作家と間近で会えて感激。いろんな話を聞けてすごく楽しかった」と喜びをにじませた。

 竹本さんは「作家を身近に感じてもらう試みがうまく出せた。読書文化を盛り上げる一助になるとうれしい」と話した。会場そばでは「楼門一箱古本市」も実施。トークショーは今後も毎年県内各地で開く予定で、来年は伊万里市、再来年は佐賀市での開催を企画している。

 ※トークショーは、21日に詳報予定。

このエントリーをはてなブックマークに追加