鍋島藩をテーマに発表する生徒たち=佐賀市の佐賀大附属中

 佐賀市の佐賀大附属中で11日、教育研究発表会があった。「近代国家の歩みと国際社会」と題した社会科の授業では2年生約40人が、鍋島藩の歴史を「財政」「教育」「軍備」のテーマごとに意見交換し、郷里の功績をひもといていった。

 授業では、角田梓教諭と佐賀新聞社の幕末関連の連載を担当する江島貴之記者のアドバイスを受けながら、調べたテーマを発表する班と質問をする班に分かれて質疑を行った。

 発表する側の生徒は、鍋島藩の財政と教育の改革には強い関連性があることを指摘し、「身分にとらわれずに優秀な人材を登用することで、財政的に貧しかった藩が回復していくきっかけになった」と報告した。

 軍備面については、日本初の反射炉や蒸気船を造り、日本の技術をリードする存在だったという史実を紹介し、「財政的に安定していたとはいえ、資金面は大丈夫だったのか?」と問われ、「幕府も鍋島藩に信頼を寄せて多額の援助があった」と答えた。

 研究会は、小中9年の義務教育の学習法を広く公開する目的で開催されている。

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