縁起物を描いた作品を手にする山﨑正明さん=佐賀市の村岡屋卸本町店

 左官職人の山崎正明さん(75)=みやき町=が、佐賀市の村岡屋卸本町店で鏝(こて)絵75点を並べている。昨年のリオデジャネイロオリンピックで活躍した選手や富士山などの縁起物を立体的に浮かび上がらせたレリーフなどが、淡い色彩で描かれている。30日まで。

 鏝絵は江戸時代から続く伝統技術で、民家や土蔵などの壁に左官道具の鏝でしっくいを塗り重ねて描く。16歳で左官職人に弟子入りした山崎さんは、ものづくりマイスターとして県内の学校や会社で左官の技術と知識を伝えながら作品作りに取り組んでいる。

 柔道のベイカー茉秋選手や水泳の金藤理絵選手らを描いた作品を、「これまでどんな苦労があったろうと思いをはせながら作った」と山崎さんは話す。10色の色粉を調合してしっくいに色を付ける作業に最も苦心するという。

 山崎さんは「かわいいものやかっこいいもの、いろいろな印象の作品で多くの人を楽しませたい」と話していた。

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