生徒たちが裁判官などの役割を担って行った模擬裁判=吉野ヶ里町の東脊振中

 吉野ヶ里町の東脊振中(三上智一校長)で9日、刑事事件を題材にした模擬裁判が開かれた。裁判官、検察官、弁護士役を担った同校3年生が真剣な表情で“被告人”を裁き、傍聴した生徒たちは裁判員になったつもりで役割などを学んだ。

 同校が公民分野の授業として取り組み、主権者教育の一環として実施。この日は、「コンビニ強盗致傷事件」をテーマに展開した。

 検察官役の生徒たちは、持っていたナイフなどの物証の写真を提示して「重大で悪質。全治1カ月の重傷も負わせている」と懲役6年を求刑。一方の弁護人役からは「被告人はテレビを見ていたという犯行時刻にアリバイがある。顔なども一瞬見ただけなので証言は不確定」などと一貫して無罪を主張した。

 弁護人を演じた町田大雅さん(15)は「周りにもしっかりと無罪だと伝わるように意識した。ただ、人を守ることは難しかった」と話し、検察官役をした藤本真司さん(15)は「滅多にできない体験ができた。裁判に行くことになったらこの経験を生かしたい」と語った。

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