嘉瀬川ダム(佐賀市富士町)の利水者や関係機関でつくる渇水調整協議会は9日、農業用水や水道用水などで実施している10~30%の取水制限について、貯水率がおおむね85%になった時点で解除することを決めた。現在は79・6%に回復している。

 取水制限は貯水率が30%を下回ったのを受けて9月7日から始めた。10月は雨続きで嘉瀬川流域の月間雨量が平年の2・3倍の323・7ミリとなり、ダムにためる水を確保した。

 協議会は貯水率が80%に達する見通しになったのを受けて佐賀市で開いた。ダムは平年の11月はほぼ満水になっている状況を考慮し、85%に達するまで取水制限を続ける結論に達した。国土交通省武雄河川事務所は「嘉瀬川水系の取水制限は初めてであり、取り組みを検証して今後に生かしたい」とした。

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