JR佐賀駅前の再開発、赤字路線の合理化について考えを述べた青柳俊彦社長=福岡市のJR九州本社

 九州の主要な県都で再開発を進めているJR九州の青柳俊彦社長は9日、JR佐賀駅前について「熊本や長崎とは異なり土地が無く、私どもが主体となって再開発をすることはない」との見解を改めて示した。

 福岡市で開いた中間決算の会見で記者の質問に答えた。2021年春開業に向け再開発を計画する熊本駅ビル(熊本市)の整備概要を前日発表しており、青柳社長は「長崎駅ビルも近く概略を示す。佐賀の再開発は、われわれからやることはない」と説明した。JAや佐賀市が進める佐賀駅前の再開発計画に関しては「今のところ話はないが、依頼があればお手伝いしたい」と述べるにとどめた。

 筑肥線伊万里-唐津間などの佐賀県内の不採算路線については、「現段階で具体的にどうこうするというのはない」と答えつつ、「鉄道事業の収支改善は喫緊の課題。(地方路線の採算の厳しさを伝える)データを7月末に公表し、地域の皆さまに目を向けていただけたと思う。これからがスタート」と合理化の検討を始める方針を示した。

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