有明海の干満や干潟に住む生物について説明を受ける参加者たち=鹿島市の肥前鹿島干潟

 佐賀市で開かれている国際会議「アジア湿地シンポジウム」の参加者は9日、有明海のラムサール条約登録3湿地を訪ねる現地研修に臨んだ。鹿島市の肥前鹿島干潟には中国やタイなど7カ国から計40人が足を運び、ムツゴロウやクロツラヘラサギなど有明海の珍しい生物に関心を寄せていた。

 各国の研究者や活動団体メンバーなどが参加した。午前に訪れた鹿島市の新籠(しんごもり)海岸では干潮によって現れた干潟で潟泥の上を動くムツゴロウや、望遠鏡を使ってサギなどを観察し、夕刻は干潟展望館で満潮時から潮が引く様子を見学した。岸付近に飛来した8羽の絶滅危惧種クロツラヘラサギをカメラに収めていた。

 国際湿地保全連合中国委員会代表のチェン・ケリン氏(60)は「干潟はとても美しく、たくさんの渡り鳥も見ることができた。保全に向けて高まりつつある意識を大切にしていきたい」と語った。このほか佐賀市東よか干潟や熊本県の荒尾干潟も巡った。

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