希望の党の共同代表選に立候補し、記者会見で握手する大串博志氏(左)と玉木雄一郎氏=8日午後、国会

 希望の党は8日、国会議員を率いる共同代表の選挙を告示し、玉木雄一郎(香川2区、当選4回)、大串博志(佐賀2区、同5回)両衆院議員が立候補を届け出た。他に出馬はなく、憲法観や安全保障関連法への見解で溝がある両氏の一騎打ちとなった。野党共闘を巡っても論戦が展開され、10日に投開票される。複数の関係者によると、玉木氏が幅広い支持を集めて優勢となっている。

 玉木氏の出陣式には憲法や安保政策で考えが近い結党メンバーの長島昭久元防衛副大臣ら十数人が出席。党所属国会議員53人の過半数を制したと見る向きもある。一方、大串氏の支援者は、希望結党後に民進党から合流した議員の一部にとどまっている。

 玉木、大串両氏は共同記者会見に臨み、選挙戦を本格化させた。玉木氏は自衛権の制約を明確化する憲法改正を唱え、大串氏は「9条改正は不要だ」と明言した。

 安保法に関し、玉木氏は「廃止するのは現実的ではない」と強調。大串氏は「集団的自衛権の行使を含む安保法は容認しない」と断言した。「現実的な外交・安保政策」の重要性では一致した。

 国会での野党共闘について、大串氏は「民進党や無所属の会、立憲民主党も含めた統一会派を目指す」と主張。玉木氏は「立憲民主党は統一会派を拒否している。片思いしても仕方がない」と語った。両氏とも小池百合子代表(東京都知事)と円滑な連携を図るべきだとした。

 共同代表の任期は、小池氏に準じて2020年9月まで。共同代表選は、党所属国会議員53人が無記名で投票する。渡辺周(静岡6区、同8回)、泉健太(京都3区、同7回)両衆院議員も出馬意欲を表明していたものの、8人の推薦人を確保できず断念した。【共同】

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