関連会社の完全子会社化、地銀再編についての見解を述べる佐賀銀行の陣内芳博頭取=佐賀県庁

 佐賀銀行の陣内芳博頭取は8日、地方銀行の収益力低下に伴う他行との経営統合について「当面はグループの力を高め、単体としてやっていく」と慎重な姿勢を示した。

 県庁で開いた中間決算の会見で述べた。関連会社の佐銀コンピュータサービス、佐銀信用保証、佐銀キャピタル&コンサルティング、佐銀リースの全株式を11月中に買い取り、完全子会社化すると発表。「グループ全体でガバナンスを強化し、若手行員の出向などで収益力を向上させる。銀行の自己資本比率も高まる」と狙いを強調した。

 地銀再編を有利に進めるための子会社化なのかという質問に対しては、「それはない」と否定した。その上で「ずっと先に経営統合があるならば、その時点で魅力ある、しっかりした会社にしておく必要がある。(相手先に)対等で物をいえるのが重要。プラスになることを考えながらやっていく」と従来の見解を繰り返した。

 陣内頭取は8月、地銀再編に関し「(自行にとっても)遠くにあったものが近づいてきている」と発言していた。

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