全国高校デザイン選手権で2位となった田中日菜さん(左)、瀬崎萌々花さん(中央)、津山早知香さん

 10月に山形市で開かれた全国高校デザイン選手権(デザセン=山形芸術工科大主催)で、有田工高デザイン科3年の3人組が準優勝に輝いた。3人は「アイデアも発表も練りに練った。やりきったという感じ」としながらも「優勝できなかった悔しさでいっぱい」と、同校勢6年ぶり6回目の優勝を逃し、無念の表情を浮かべた。

 デザセンは高校生が自ら社会の中で見つけた課題の解決法を提案する。今回は全国1113チームが参加。事前審査を経て、同校の田中日菜さん、瀬崎萌々花さん、津山早知香さんのチームなど、10チームが決勝大会に進出した。

 インターホンを使った宅配業者の再配達を少なくするシステムを考案した3人は、決勝出場が決まった9月下旬から発表の準備を開始。宅配業者にインタビューし、新聞や雑誌の記事を集めるとともに、審査員とのやりとりに備えて教諭らと想定問答を繰り返した。

 10チームの最初に登壇した本番でも「一番練習してきた自信があった」と落ち着いて発表。審査員の質問にも丁寧に答えたが、結果は2位。「名前を呼ばれたとき、笑顔になれなかった」。

 交流会で審査員から「僅差だった」と聞き、余計に悔しさがこみ上げ、「この悔しさはずっと続きそう」と口をそろえる。

 3人を見守った池上千代香教諭は「準備を進める中で、いいアイデアがどんどん出るようになった」と教え子たちの成長を喜び「社会に出たとき、きっとこの経験が生かせる」とエールを贈った。

 

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