肥前焼の可能性を追求する岡安さんの作品=佐賀市の佐賀玉屋

 備前焼作家、岡安廣宗さん(61)=岡山県岡山市=の作陶展が8日、佐賀市の佐賀玉屋6階ギャラリーで始まった。伝統の備前焼のほか、オリジナルの釉(ゆう)薬を使った個性的な景色が来場者を迎えている。13日まで。

 岡安さんは、人間国宝の故山本陶秀さんに師事。日本工芸会正会員となり、備前焼の新世代として全国で個展を開く。佐賀では今回が初開催となった。

 会場には花器や茶わん、香炉など約60点が並ぶ。胡麻(ごま)や緋襷(ひだすき)など伝統的な窯変から、備前焼には珍しい釉薬を使った作品まで、一つの所にとどまらない岡安さんの創造性が披露される。

 特に「aqua」と銘打った釉は、4、5年前から研究を深め、今年6月にようやくものにした。海のアクアブルーをイメージした色彩に緋襷を絡めた茶わんや皿には、備前の可能性を感じる。岡安さんは「伝統とともに、新しい備前への挑戦を見てもらいたい」と話している。

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